2018-06-05 第196回国会 参議院 経済産業委員会 第11号
○参考人(小早川智明君) ただいま先生から御説明ございましたとおり、凍土壁につきましては、二〇一四年六月に工事着工し、二〇一五年四月より試験運転で凍結開始して以降、段階的に凍結を始め、昨年八月に最後の未凍結箇所の凍結を開始いたしました。
○参考人(小早川智明君) ただいま先生から御説明ございましたとおり、凍土壁につきましては、二〇一四年六月に工事着工し、二〇一五年四月より試験運転で凍結開始して以降、段階的に凍結を始め、昨年八月に最後の未凍結箇所の凍結を開始いたしました。
護岸からの地下水のくみ上げ量、これも先生にお示しいただきました資料にもございますが、このくみ上げ量が凍結開始前の日量約四百トンから約三分の一、百二十トン程度まで減少するなど、遮水効果が現れているものというように認識しております。 また、山側につきましては、現在、約九九%まで凍結が進展しております。壁の内外の水位差、これが拡大しまして、遮水効果が現れ始めている状況でございます。
これの成果といたしまして、護岸からの地下水のくみ上げ量、凍結開始前の日量約四百トンから、現在、その約三分の一にまで減少するなどの遮水効果があらわれてきているところでございます。 山側というところが残っているわけでございますけれども、現在、それにつきまして、約九八%まで凍結が進んでいるところでございます。
これによりまして、護岸エリア、すなわち海岸に一番近いエリアからの地下水のくみ上げ量が、これは、凍結開始前の一日当たり大体四百トンぐらいの水準であったものが、現在、約百四十トンまで減少しているということでございまして、遮水効果という形でその効果があらわれているというふうに評価をしております。
これによりまして、護岸エリアからの地下水のくみ上げ量は、凍結開始前の日量約四百トンから現在約百四十トンまで減少してきているところでございまして、その遮水効果が現れてきているところと認識しております。
凍結開始以降、プラントは順調に稼働しているところでございまして、五月二十三日時点で、測定箇所の九割以上が零度以下になっているとの報告を受けているところでございます。 一方、地下水の流れが速いといったような理由により凍結しにくいと想定される箇所につきましては、薬剤を流し込む補助工法の適用を検討するなどの対応を進めているところでもございます。
面的に凍結させております北側の一部並びに海側の全面では、遮水壁の内外で地下水の水位差が凍結開始前よりも拡大してきておりますし、また、地中の温度は大部分は零度Cを下回ってきているということから、当社といたしましては、遮水効果が現れ始めていると考えているところでございます。
凍結開始後も日々のデータをしっかりと収集、分析いたしまして、安全を最優先に着実に凍結作業を進め、凍土壁の効果が早期に発揮できるよう引き続き東京電力を指導してまいりたいと考えております。
この方針に基づきまして、東京電力は、原子力規制委員会に対して二月二十二日に実施計画の変更申請を行いまして、三月三十日に原子力規制委員会から凍結開始の認可をいただいているところでございます。これを受けまして、翌日の三月三十一日から、第一段階といたしまして海側の全面的な凍結、これにあわせて山側総延長の約九五%、これの凍結の順次開始をしているところでございます。
この方針に基づきまして、東京電力は原子力規制委員会に対しまして二月二十二日に実施計画の変更申請を行いまして、三月三十日にはこの凍結開始の認可がなされたところでございます。 これを受けまして、昨日から、御指摘のとおり、第一段階といたしまして、海側の全面的な凍結、それにあわせました山側総延長の九五%の凍結ということを順次開始しているところでございます。
しかしながら、予定された年度内の凍結開始というのがまだ、目標としながら、現時点ではオペレーションができていない、こういう状況がございます。 昨日、原子力規制委員会で特定原子力施設監視・評価検討委員会が行われて、私も見させていただきました。
凍土壁に関しましては、年度内の凍結開始ということを目指しておりますので、早期にトレンチ内の高濃度汚染水を取り除くよう東電を適切に指導していくとともに、凍土遮水壁について、きっちり凍結を開始し凍結が完了できるよう、全力を傾けてまいりたいというふうに思っております。
年度内の凍結開始を目指して進めておりますけれども、これまで発電所の中で十メートル四方の実証をやって、実際に凍るということを検証した上でやっております。それから、万一凍らないときに備えて、凍らない場合に水流を抑えるための補助工法、こういうことも準備をして、備えてやっております。
凍土遮水壁についても、六月に着工いたしまして本年度中に凍結開始をするということを目指して工事を進めております。課題といたしましては、凍土遮水壁と交差をする部分のトレンチの汚染水の除去がまだできていないということがございます。これにつきましては、凍土遮水壁の工程に遅れが生じないように、間詰め材を入れるなどの追加対策を実施することとしております。
現在実施されております凍土遮水壁の設置につきましては、地下水対策として極めて重要であると考えておりまして、経済産業省、資源エネルギー庁といたしましても、東京電力が進める凍土遮水壁の設置作業についてしっかりと進捗状況を確認するとともに、本年度中の凍結開始を目指して適切に指導をしてまいりたいと考えております。
いずれにしても、福島第一原発の汚染水対策、廃炉については、時間がたてばたつほどリスクが高まるという面がありますので、先ほどの規制庁からの答弁にもありましたように、本当にスピード感を持って対応していかなきゃいけないというふうに考えておりまして、何とか六月の本格着工、本年度中の凍結開始を目指してしっかりと対応していきたいというふうに考えております。